「ホームページを自分で作成したいけれど、プログラミング言語が必要って本当?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
副業としてスキルを身につけたい、または本格的にホームページを作成したいと考えている方にとって、プログラミング言語を学ぶことはとても大切です。しかし、どの言語を学べばいいのか、学び始めるべきか悩んでいる方も多いでしょう。
この記事では、ホームページ作成において必要なプログラミング言語の種類や、それぞれの特徴、さらにおすすめの学習方法までをわかりやすくご紹介します。
これから学び始める方や、効率よくスキルを習得したい方は、ぜひ最後までチェックしてみましょう。
【ホームページ作成】なぜプログラミング言語が必要?
ここではまず、なぜ必要なのかを説明していきますね!
結論から言うと、ホームページ作成においてプログラミング言語が必要な理由は「サイトのデザインや機能を細かくカスタマイズし、自由度の高いWebページを作成するため」です。
というのも、プログラミング言語とはコンピュータが情報を理解できるようにするための言語だからです。
そもそもWebサイトを表示させるには、サーバーから情報を取り出し、受け渡す必要があります。サーバーからの情報をWebブラウザ(Google Chromeなど)が処理してくれるおかげで、普段私たちはパソコンなどの画面でサイトを見ることができます。
このサーバーからの情報を処理するのも、ホームページを作成するための情報をサーバーに構成するのも、プログラミング言語が必要になります。
そして、様々なプログラミング言語を使用することで、単なる静的なホームページから、ユーザーの行動(入力など)に応じた動的なコンテンツを提供するホームページへと進化させることができます。
また、プログラムで作成されたホームページは、将来的なメンテナンスや拡張が容易なため、ビジネスの成長に応じて柔軟に対応することが可能です。
一方で、プログラミング言語を使用せず、ホームページ作成ソフトやテンプレートを使ってサイトを作る場合もあります。しかし、デザインや機能の制限が多く、カスタマイズされた独自性のあるサイトを作成することが難しいです。
趣味や練習で作るのであれば、作成ソフトなどでもよいですが、企業ホームページなどビジネスとして作るのであれば、プログラミング言語は必須になります。
【ホームページ作成】必要なプログラミング言語3選
プログラミング言語には様々な種類がありますが、ホームページを作成するために必須のプログラミング言語を3つご紹介します。
➊HTML
➋CSS
➌javaScript
これらの言語は「フロントサイドのプログラミング言語」と呼ばれ、ユーザーのブラウザ上で実際に表示されるWebページの構造、デザイン、動作に関係します。これらの言語を使って、ホームページがどのように見えるか、ユーザーがどう操作できるかを構成します。
➊HTML
HTML(HyperText Markup Language)は、Webページの基本構造を作成するためになくてはならない基本の言語です。
マークアップ言語と呼ばれ、テキストなどを意味づけるために使用されます。テキスト、画像、リンク、フォームなど、Webページに表示されるコンテンツを定義し、ブラウザにその構造を伝える役割を持っています。
例えば、
- テキスト(文章)に見出しや段落をつけて見やすい形に整える
- リンク機能で他のWebページにユーザーを移動させる
- フォーム機能でユーザーが簡単に問い合わせしたい内容を送信できる形に整える
- テキストの間に画像を入れて見やすくする
なども、可能になります。
HTMLを活用すれば、文章がホームページ上でどのような役割なのか決めることができ、ユーザーが見やすく操作しやすいページを作ることができるのです。
HTMLはWebページの「骨組み」と言える存在で、すべてのWebページ作成の基盤となります。
➋CSS
CSS(Cascading Style Sheets)は、ホームページのスタイル(デザイン)を適用するための言語です。
HTMLと組み合わせて利用され、文字の色やサイズ・背景色・レイアウト・アニメーションなど、ページの見た目を整える役割を果たします。
例えば、
- テキストの色や大きさを変えて、重要なところを目立たせる
- Webページ全体の背景色をカスタマイズする
- Webページのレイアウトを整えて、画面サイズやデバイスが違うユーザーでも見やすくする
なども、可能になります。
CSSを活用すれば、Webサイト全体のデザインを一貫させてユーザーが視覚的に見やすいページを作ること、異なるデバイスでの表示を最適化することができるのです。
➌javaScript
JavaScriptは、Webページにアニメーションや動きをつけるために用いられるプログラミング言語です。
ユーザーの操作に応じてページの内容を変更したり、画像をスライドさせたりなど、動的な機能をつける役割を果たします。
例えば、
- ユーザーがボタンをクリックしたときにメニューを表示/非表示にする
- フォームの入力内容をリアルタイムで検証し、ユーザーにフィードバックを提供する
- 動的なスライドショーやカルーセルを作成する
- 外部のAPIからデータ(天気予報など)を取得し、ページにリアルタイムで表示する
なども、可能になります。
JavaScriptを活用すれば、ユーザーの操作に応じて様々な設定が行えたり、リアルタイムでデータを処理したり、動的なホームページを作ることができるのです。
JavaScriptは、HTMLやCSSと連携し、ユーザー体験を向上させるために非常に重要な役割を担っています。
【ホームページ作成】おすすめのプログラミング言語3選
これだけでも良いけど…さらに知っておくと良いプログラミング言語ってあるのかな??
基本をマスターしたら、ここからご紹介するプログラミング言語にもチャレンジしてみてください!
➊PHP
➋Ruby
➌Java
基本の3つとの違いを簡単に説明します。
基本のプログラミング言語が、「ブラウザ上で実際に表示されるWebページの構造など処理する(フロントサイド)言語」に対して、これから紹介していく3つの言語は、「サーバーに保存されているデータやリソース(目に見えないもの)を処理する(サーバーサイド)言語」になります。
また、ユーザーが入力した情報はサーバーサイド言語によってデータベースに保存されます。このデータベースで使用される言語のことをデータベース言語と呼びます。(SQLなど、今回は説明しません)
ホームページにユーザー登録機能などサーバーとのやり取りが発生するような機能を付けない場合は、これらのプログラミング言語は不要です。
ですが、より魅力的なホームページを作成したい場合には、これらのプログラミング言語もぜひマスターしましょう。
➊PHP
PHPはサーバーサイドスクリプト言語として、Webサーバー上で動作し、動的なWebページを生成するために必要な言語です。
ユーザーがWebサイトにアクセスするたびに、リクエストに応じたコンテンツを生成するなどの役割を果たします。
PHPを使うことで、フォームのデータ処理、データベースとの連携、ユーザー認証、コンテンツ管理システム(CMS)の構築が可能です。例えば、
- ECサイトの決済
- 予約システム
などで使用します。
また、世界的に有名なWeb技術の市場調査結果を掲載している「W3Techs」によると、世界中のWebサイトのうち75.8%(2024年9月)でこのPHPが利用されていることがわかっています。
比較的シンプルな構文で覚えやすく、HTMLやSCCと組みわせて使うことで複雑な処理の実装も可能になるので、おすすめのプログラミング言語です。
➋Ruby
Rubyはシンプルで読みやすい文法を持つプログラミング言語で、主にショッピングサイト・ブログサイト・アプリケーションサイトなどの開発に使われます。
特に、Ruby on Railsというフレームワークと組み合わせることで、効率的なWeb開発が可能になります。
例えば、
- ECサイトの定期購読販売
- アプリケーションサイト(口コミサイトなど)
- SNSサイト(会員サイトのログイン機能など)
などに便利です。
また、Rubyは、日本人が開発したPerlと呼ばれるプログラミング言語を元に開発された言語ということもあり、日本語のドキュメントも多く、学習しやすいもの嬉しいポイントです。
➌Java
Javaはサーバーサイドの中でも処理速度が速く安定性のあるプログラミング言語で、大規模かつ複雑なホームページ作成などに使われます。
さらに、Javaで作ったプログラムは、動作環境を選ばないためコンピュータの種類を問わないこと、セキュリティが高いことも特徴に挙げられます。
そのため、例えば、
- 銀行や証券会社、官公庁などの堅牢性が重視される大規模な業務システム
- 大手WCサイトなどのサーバーサイドプログラム
- Androidアプリの開発
などにも活用されています。
Javaは幅広い分野で使用されていて、世界的なシェアの高さからも需要の高いプログラミング言語です。これからエンジニアを目指すのであれば、習得しておいて損のない言語です。
【ホームページ作成】プログラミング言語を用いた作成手順
ホームページを作成するための手順は、初心者でも理解しやすいように段階を追って進めることが重要です。以下では、基本的な手順をわかりやすく説明します。
➊ホームページ構成ファイルを作成
・HTML:ホームページの大枠
・CSS:デザインの追加
・Javascript:アニメーションや簡易的なチェックを加える など
➋レンタルサーバー・ドメインを取得+登録する
➌ファイルをアップロードする
➊ホームページ構成ファイルを作成
まずは、ホームページの構成要素となるファイルを作成します。これには主に以下の3つの技術を使用します。
HTML
HTMLは、ホームページの骨組みを作るための言語です。これを使って、見出し、段落、リンク、画像など、Webページに表示するコンテンツを構造化します。
HTMLは、全てのホームページの基本となる大枠を作成します。
CSS
CSSは、HTMLで作成したページにデザインを加えるための言語です。文字の色やフォント、背景色、レイアウトの配置など、見た目に関する部分を担当します。
ホームページが美しく見やすくなるよう、デザインを施します。
Javascript
JavaScriptは、ホームページに動きを加えるためのプログラミング言語です。これにより、ユーザーにとって使いやすいWebサイトを構築できます。
アニメーションを表示したり、フォーム入力の際に簡単なチェックを行ったりする機能を追加します。
➋レンタルサーバー・ドメインを取得+登録する
次に、ホームページをインターネット上に公開するために必要なインフラを準備します。
レンタルサーバー
作成したホームページを設置するサーバーをレンタルします。
レンタルサーバーは、ホームページのファイルを保存し、インターネット上で公開するために必要です。レンタルサーバーを選ぶ際には、サイトの規模や必要な機能に応じて適切なプランを選ぶことが重要です。
レンタルサーバーは種類やプランが多いので、迷われている方はこちらも参考にしてみてください。
ホームページやブログなどのWebサイトを運営するにあたり、適切なレンタルサーバーを選ぶことは重要です。レンタルサーバーは、Webサイトをネット上で公開するための基盤となるサービスなので、その選択はホームページのパフォーマンスやセキュリティに[…]
ドメイン
ドメインは、ホームページの住所のようなもので、訪問者がそのサイトにアクセスするためのURL(例: www.△△△.comなど)を指します。独自のドメインを取得することで、信頼性のあるWebサイトを作成できます。
ドメインをレンタルサーバーに登録することで、取得したドメイン名でホームページを公開できるようになります。
ドメインの種類・取得方法などについて、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
「ドメイン」という言葉を聞いたことはあっても、あまり詳しく知らないという方もいると思います。そんな方に向けて、ドメインの意味から種類、取得方法、取得先の選び方などをご紹介していきます。 ドメインはインターネット上で特定のWebサイトを[…]
➌ファイルをアップロードする
最後に、作成したHTML、CSS、JavaScriptファイルをインターネット上に公開するために、レンタルサーバーにアップロードします。
通常、FTPソフトウェアを使用して、ローカル環境(自分のPC)からレンタルサーバーにファイルを転送します。アップロードが完了すると、ドメインを通じてホームページがインターネット上に公開され、誰でもアクセスできるようになります。
より複雑なホームページを作成する場合は、上記の作成手順に加えて、PHPやJavaなどのサーバーサイド言語を活用してプログラミングが必要です。
【ホームページ作成】プログラミング言語勉強法
マスターしたいけど…どうやって勉強するのが良いのかな??
➊書籍で勉強する
➋学習サイトを活用する
➌プログラミングスクールに通う
➊書籍で勉強する
書籍を使った勉強法は、プログラミングに関する専門的な本を購入し、体系的に学習を進める方法です。
書籍は幅広いレベルに合わせた内容が揃っているので、自分のレベル感に合ったものを見つけやすく初心者でも理解しやすいです。また、紙や電子書籍の形式で、いつでもどこでも学習できるのもメリットです。
特に、基礎からしっかりと理解したい場合は、初心者向けの入門書を使って一つひとつの概念を丁寧に学ぶことが重要です。書籍に付属しているサンプルコードを実際に手を動かして確認しながら学習を進めましょう。
【書籍での勉強法が向いている人】
- 体系的に基礎からしっかり学びたい人
- 自分のペースで進めたい人
- 集中してテキストを読み込みたい人
➋学習サイトを活用する
オンラインの学習サイトは、動画教材や演習を通じてプログラミング言語を学ぶことができます。中には無料で学習できるサイトもあるため、費用を抑えて基礎的な知識を身につけられます。
動画形式やリアルタイムのオンラインレッスン、掲示板での質問対応など、選ぶサイトによってサービスは様々です。
動画形式なら、作業風景を何度も繰り返し見て学ぶことができます。短時間で効率よく学べるよう設計されているため、忙しい人でもスキマ時間を活用して学習できます。
特に初心者には、実際に手を動かしながら進められる点が大きなメリットです。
【学習サイトが向いている人】
- 短期間で効率よく学びたい人
- 手を動かしながらの学習で理解を深めたい人
- スキマ時間を活用したい人
➌プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールに通って、プロの講師から直接指導を受ける方法です。
初心者で何から学んでいいかわからない人でも、対面やオンラインで、カリキュラムに沿って段階的に学習を進めます。分からない点はその場で質問でき、実践的なプロジェクトを通じて学べるのも大きな特徴です。
プログラミングスクールは、特に独学が難しいと感じる人に最適です。コードのエラー対応など、独学では悩みやすいところも経験豊富な講師が個別にサポートしてくれるため、躓いたときにもすぐに解決できます。
また、実践的なスキルや最新の技術トレンドを学べるので、即戦力となる技術を習得したい人にも向いています。
【プログラミングスクールが向いている人】
- 独学に自信がない人
- 実践的なプロジェクトを通じてスキルを身につけたい人
- プロのサポートを受けながら確実に学びたい人
【ホームページ作成】挫折なく作成スキルを習得したいなら
ここまで説明してきたように、ホームページの作成にはプログラミングスキルが必要不可欠です。
ですが、
- 始めてみたいけど、続けられるかな…
- 転職や副業に活かせるほどのスキルが身につくかな…
- 独学でやって挫折したらどうしよう…
など、不安に感じる方も多いですよね。
プログラミングを学ぶ際、多くの人が直面する問題が「挫折」です。
「PR TIMES」に掲載されている「株式会社SAMURAI」が調べた記事によると、実は、プログラミング学習者の約9割が、途中で挫折や行き詰まりを経験していると言われています。
引用:「PR TIMES」2019年9月2日掲載 株式会社SAMURAI調べ
その理由としては、複雑な概念やエラーにぶつかること、問題を解決するための知識が足りないことが挙げられます。特に、独学で学んでいる人や、サポートを受けられない環境にいる人は、壁にぶつかりやすいです。
引用:「PR TIMES」2019年9月2日掲載 株式会社SAMURAI調べ
引用:「PR TIMES」2019年9月2日掲載 株式会社SAMURAI調べ
では、どうすれば挫折せずにスキルを身につけられるのでしょうか?
その答えは「困ったときに気軽に聞ける環境」にあります。
自分ひとりで進めるのではなく、すぐに質問できるサポート体制や、プロからの指導を受けることが挫折を防ぐ大きな要素です。
その環境を作るためにおすすめなのが、プログラミングスクールです。環境が整備されていることはもちろん、学習者が行き詰まらないように手厚いサポートが提供されます。
プログラミングスクールを選ぶ際には、サポート体制の充実度に注目しましょう。特に、専属のメンターや講師に直接質問できるか、学習コミュニティが活発かどうかが重要なポイントです。これにより、独学で感じる孤独感を和らげ、学習のモチベーションを保ちやすくなります。
まとめ
ここまで、ホームページ作成に必要なプログラミング言語について解説してきました。これからの転職や副業のために、習得したいと考えている方も多いと思います。
ただ、プログラミング言語については、独学で学ぶことも可能ですが、習得には約1,000時間が必要です。多くの人がスキルを身に着けるまでに1年以上かかることも珍しくありません。
そのため、効率的に学びたい方や、最短ルートで習得を目指したい方は、プログラミングスクールを活用するのがおすすめです。こちらのアフィリエイト一覧サイトでは、あなたにぴったりのスクールを見つけられます。
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