「ドメインって聞いたことはあるけど、正直よくわからない…」そんなふうに感じていませんか?
ホームページを作成する際には必ず必要になる「ドメイン」ですが、そもそもどんな役割を持っているのか、どんな種類があるのか、そしてどうやって取得すればいいのか、初めての方にとっては分かりにくい部分も多いですよね。
本記事では、ドメインの基礎知識から種類の違い、取得方法や選び方のポイントまでを、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説していきます。
特に、
自分のビジネスに合ったドメインを取得したい
どのサービスを使えばいいのか迷っている
ドメインを使ってプロフェッショナルなホームページを作りたい
とお考えの方には、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
最後には、ドメインを活用したホームページ制作をワンストップでお任せいただける「n-win」のサービスについてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ドメインとは
「ドメイン」とは、インターネット上の“住所”のような役割を持つものです。よく「ドメイン=住所」と例えられるのは、Webサイトを識別するための目印となるからです。
実際のインターネットの通信では、「IPアドレス」と呼ばれる数字の羅列(例:192.0.2.1)でコンピュータを識別しています。しかし、この数字だけでは覚えにくく、管理も大変です。
例えば、東京駅に行く場合に「緯度○○、経度○○」と言われるよりも、「東京都千代田区丸の内1-9-1」と言われた方が分かりやすいですよね。同じように、数字のIPアドレスをわかりやすく置き換えた名前が「ドメイン」なのです。
たとえばこのサイトの場合、URLが「https://web-design.n-win.net」であれば、「web-design.n-win.net」の部分がドメインになります。
ドメインとサーバーの関係
ドメインとサーバーは、ホームページを公開するうえで欠かせないセットのような存在です。
サーバーは、Webサイトのデータや画像などを保管し、インターネットを通じて閲覧者にその情報を届ける役割を担っています。これを、よく「サーバー=土地」「ホームページ=家」と例えることがあります。
そして、ドメインはその家が建っている場所を示す“住所”です。
住所(ドメイン)だけあっても、土地(サーバー)がなければWebサイトは建てられませんし、逆に土地があっても住所がなければ誰も訪ねてこられません。
そのため、ドメインとサーバーは必ず紐づけて使用する必要があります。
ドメインの構造
ドメインはいくつかの階層で構成されており、基本的には右から左へと読みます。
例えば、「example.com」というドメインの場合、
「.com」の部分がトップレベルドメイン(TLD)
- 「example」の部分がセカンドレベルドメイン(SLD)
になります。
このようにドット(.)で区切られた構造になっており、場合によっては「co.jp」などの国や組織ごとに指定された構成(ccSLDと呼ばれる)になることもあります。
ビジネスや目的に応じて、どのTLD・SLDを選ぶかによって、印象や信頼性にも影響するため、慎重に選ぶ必要があります。
ドメインの用途
ドメインはWebサイトのURLに使われるだけではありません。主に以下のような用途があります。
Webサイトのアドレスとして使用
メールアドレスの一部として使用
FTP(ファイル転送)など他のインターネットサービスにも使用
特にビジネスシーンでは、メールアドレスに独自ドメインを使うことが信頼性の面でも非常に重要です。
たとえば、「example@gmail.com」といったフリーアドレスよりも、「info@example.com」といった自社ドメインを使ったメールの方が、相手に安心感を与えることができます。
さらに、独自ドメインを使用することで、迷惑メールフォルダに振り分けられにくくなる効果もあるため、届きやすさの面でもメリットがあります。
ドメインの種類
ドメインにはいくつかの種類がありますが、大きく分けると以下の2つに分類されます。
●分野別トップレベルドメイン(gTLD)
●国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)
言葉の通り「利用される分野ごとに分けたドメイン」「国などの地域ごとに分けたドメイン」と、それぞれに特徴があり、用途や選び方のポイントも異なります。代表的なものをまとめて説明していきますので、ドメインを取得する際の参考にしてみてください。
分野別トップレベルドメイン(gTLD)
「gTLD(ジェネリックTLD)」は、分野や用途に応じて分類されたドメインで、居住地に関係なく世界中の誰でも取得することができるドメインです。(一部登録にあたって一定の要件が必要とされるものもあります)
それぞれ用途が決まっていて、代表的なgTLDには以下のようなものがあります。
他にも、「.shop」「.tokyo」「.blog」など、業種やテーマに特化した新しいgTLDも多数登場しています。
特に、2012年にスタートした「新gTLDプログラム」では、1,000種類以上の新しいドメインが誕生し、現在もその数は増え続けています。
なお、用途がある程度決められているgTLDもありますが、必ずしもその用途で使わなければいけないという厳格なルールがあるわけではありません。
とはいえ、ドメインを見るだけで業種が伝わると、閲覧者にとってもわかりやすく信頼性が高まるため、ビジネスでは用途に合ったドメインを選ぶのがおすすめです。
国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)
「ccTLD」は、国や地域ごとに割り当てられたドメインです。
たとえば、
- .jp:日本
- .us:アメリカ
- .uk:イギリス
などが挙げられます。
多くのccTLDは、その国や地域に住所がある企業や個人でないと取得できないという制限があります。日本に住んでいるなら「.jp」ドメインを選ぶことが多いでしょう。
ただし、中には例外もあり、たとえば「.tv」(ツバル諸島)のように誰でも取得可能なccTLDも存在します(政府が権利を売却したため)。これらはドメインの見た目やブランディングの観点から、意図的に選ばれることもあります。
属性型JPドメイン
「.jp」ドメインの中でも、企業や団体など日本国内の法人向けに使われるのが「属性型JPドメイン」です。
このタイプのドメインは、セカンドレベルドメイン(SLD)で組織の種類を判別できるようになっており、1つの組織につき1つだけ取得可能です。
こちらも代表的なものを表にまとめました。
これらは、法人格の証明が必要になるため信頼性が高く、企業サイトなどで広く使われています。
汎用JPドメイン(個人・法人問わず)
一方で、誰でも取得できる「.jp」ドメインも存在します。それが「汎用JPドメイン」と呼ばれるタイプです。
こちらは、セカンドレベルドメインに「co」や「or」などの文字が入っておらず、個人・法人問わず自由に使えるのが特徴です。ブランドや個人名をそのままドメイン名に入れたい場合にも適しています。
独自ドメインとは
独自ドメインとは、自分だけが所有・管理できるオリジナルのドメイン名のことです。
たとえば、「〇〇.com」や「〇〇.jp」の“〇〇”の部分に、あなたのブログ名や会社名、ブランド名など自由に好きな文字列を設定できます。
独自ドメインを使うことで、あなたのWebサイトがより「本格的で信頼できる印象」に変わります。
独自ドメインとは別モノなのかな??
これらとの違いも比較しながら説明していきますね!
共有ドメインとの違い
共有ドメインとは、複数のユーザーで1つのドメインを共有するタイプのドメインです。無料ブログや無料ホームページ作成サービスでよく見かけます。
例:yourname.example.com
この場合、「example.com」はサービス提供会社が所有しているドメインで、「yourname」の部分だけを自由に設定できる仕組みです。
一方、独自ドメインであれば「yourbrand.com」のように、ドメイン全体を自分のものとして使うことが可能です。
そのため、ブランディングやビジネス利用には独自ドメインのほうが断然おすすめです。
サブドメインとの違い
サブドメインとは、独自ドメインをさらに細かく分けて使うためのものです。
例:blog.example.com
このように「example.com」が独自ドメインで、「blog」の部分がサブドメインです。ポイントは、サブドメインは元になる独自ドメインがあって初めて作成できるという点です。
サブドメイン単体では取得できません。
つまり、独自ドメインは“メインの住所”、サブドメインは“その中の部屋番号”のようなイメージです。
そして、サブドメインはメインドメインの一部で、通常は特定のセクションやサービスを指します。例えば、「blog.example.com」といった形式があります。あくまで元となる独自ドメインがあったうえで分割したドメインのため、元のがない状態から「サブドメインだけを取得」することはできません。対照的に、独自ドメインはメインドメインそのものであり、それぞれが独立しており直接Webサイトにアクセスするためのものです。
独自ドメインのメリット
独自ドメインを取得することで、次のような大きなメリットがあります。
ブランド力や信頼性が高まる
企業名やサービス名がURLに含まれることで、プロフェッショナルな印象を与えられます。WebサイトのURLをずっと使い続けられる
引っ越し(サーバー移転)してもURLが変わらないので、SEO評価やリンク資産を失いません。サービス終了の影響を受けない
無料ブログなどの共有ドメインはサービス終了で使えなくなるリスクがありますが、独自ドメインならその心配はありません。
特に、ビジネスや収益化を目指す方にとって、独自ドメインの取得はもはや必須と言っても過言ではありません。
「信頼されるWebサイトをつくりたい」「ブランドを育てていきたい」という方は、ぜひ独自ドメインの取得を検討してみてください。
独自ドメインのメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらもご参考にしてみてください!
Web制作を始めるにあたって、ホームページの「ドメイン」の選び方はとても重要です。特に、次のような方にとっては、最初の大きな判断ポイントになります。 なるべく費用をかけずにホームページを立ち上げたい方 無料ドメインを使う[…]
ドメインの取得方法
ドメインを使うためには、まず「自分だけのドメイン名を取得」する必要があります。取得から実際に使い始めるまでには、大きく3つのステップが必要です。
- ドメイン名を決める
- 契約手続きをする
- ドメイン設定をする
それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう!
ドメイン名を決める
まずは、どんなドメイン名にするか決めるところからスタートです!
独自ドメインは世界に一つしか存在できないため、すでに使われているドメインは取得できません。そのため、ドメイン取得サービス(例:お名前.com、ムームードメインなど)で、希望するドメイン名が空いているかを事前に検索しましょう。
また、この時点で「どのトップレベルドメイン(TLD)」にするかも決まます。(例:.com、.jp、.net、.site、など)
トップレベルドメインによって、
取得費用
維持費用(年間更新費)
- ブランドイメージ(ビジネス向き、個人向きなど)
が変わってくるため、目的や予算、ターゲットに合わせて慎重に選ぶことが大切です。
【選び方のポイント例】
グローバル展開を視野に入れるなら「.com」
日本国内向けなら「.jp」
個性的なブログなら「.site」や「.fun」などもアリ
契約手続きをする
ドメイン名が決まったら、いよいよ契約手続きに進みます!
取得できる場所は主に次の2つです。
レンタルサーバー会社(例:エックスサーバー、ConoHa WING)
ドメイン専用会社(例:お名前.com、ムームードメイン)
どちらも簡単に手続きできますが、今後サーバーも契約する予定なら、サーバー会社でまとめて取得すると管理がラクです。(この次でおすすめのレンタルサーバーもご紹介します!)
契約時には、以下の情報が必要になるので事前に準備しておきましょう!
【契約に必要な主な情報】
<契約者情報>
ドメイン登録者名(個人名 or 法人名)
担当者名
住所
電話番号
メールアドレス
<ドメインに関する情報>
ドメイン名
管理担当者名・連絡先(住所・電話番号・メール)
また、ドメイン登録情報の一部は**「Whois(フーイズ)」**という公開データベースに掲載されます。これは、トラブル時の連絡先確保や所有者確認のために必要なものです。
もし「個人情報を公開したくない…」という場合は、Whois情報代理公開サービスを使えば、代わりにサービス会社の情報を載せてもらえます。(ほとんどの取得サービスでオプション提供されています!)
ドメイン設定をする
無事にドメインを取得できたら、次は「実際に使えるように設定」をしていきます!
設定には主に2つの作業が必要です。
ネームサーバー設定
→ ドメインとサーバーを結びつける作業です。DNSレコード登録
→ Webサイトやメールが正しく動くように、細かい情報を設定します。
設定方法は取得先やサーバーによって少し違いますが、基本的には
「取得したドメイン名」
「サーバーから案内されたネームサーバー情報」
を決められた場所に入力していくだけなので、難しい作業ではありません。ですが、「設定ってちょっと不安…」と思う方も多いと思います。
そんな方向けに、多くのレンタルサーバーではドメイン取得+サーバー契約をまとめると、最初から設定を自動でやってくれるプランも用意されています。「初期設定無料サポート」や「設定代行オプション」もあるので、安心してスタートできますよ!
まとめると…
- ドメイン取得は【名前を決める → 契約する → 設定する】だけ!
- 取得時はトップレベルドメイン選びとWhois公開設定に注意しよう!
- 設定が不安なら、サポート付きサービスを選べばOK!
ドメインには有効期限があるので、更新手続きと更新費用の支払いも忘れずにしましょう!
ドメイン名や取得先サービスの決め方ポイント
それに、どんなふうに選べばいいんだろう?
ここでは、取得先の違いや選び方のポイントをわかりやすく紹介していきます!
ドメイン取得サービスの選び方
ドメインを取得できるのは、主にこの2つです。
レンタルサーバー会社(サーバーと一緒にドメインも取得できる)
ドメイン専用会社(ドメインだけ専門に扱っている)
それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合ったほうを選びましょう!
レンタルサーバー会社
メリット
サーバーとドメインの契約をまとめて一括でできる
初期設定(ネームサーバー設定など)を自動で代行してくれることが多い
初心者向けにサポート体制が充実している
初めてホームページを作る方や、手間を減らしたい方にとってはかなり心強い存在です。「設定とかよくわからないから、とにかくスムーズに始めたい!」という方には、特におすすめです
デメリット
ドメイン専用会社と比べて、やや料金が高め
後からサーバーを引っ越すときには、ドメインの移管手続きが必要になる場合がある
最初に契約するサーバーをしっかり選べば問題ないですが、将来的に「別のサーバーに変えたい」と思ったときに、少し手間がかかる可能性もあるので覚えておきましょう。
レンタルサーバーについて詳しく知りたい方はこちら!
ホームページやブログなどのWebサイトを運営するにあたり、適切なレンタルサーバーを選ぶことは重要です。レンタルサーバーは、Webサイトをネット上で公開するための基盤となるサービスなので、その選択はホームページのパフォーマンスやセキュリティに[…]
ドメイン専用会社
メリット
取り扱っているトップレベルドメインの種類が非常に豊富
(たとえば「.design」「.shop」など、珍しいものも取得できる)取得費用・更新費用が安めのことが多い
サーバーを引っ越す際も、ドメインの移管手続きが不要になる場合が多い
特にこだわったドメイン名を使いたい方や、コストを抑えたい方に向いています。
デメリット
基本的に、ネームサーバー設定などを自分で行う必要がある
サーバー契約も自分で別途探して手配しなければならない
「ある程度インターネットに詳しい」「自分でいろいろ設定してみたい」という方には向いていますが、初心者の場合は、ちょっとハードルが高く感じるかもしれません。
どちらの会社もドメインの取得はできますが、メリット・デメリットを考慮したうえで選択するようにしましょう。
ドメイン名の決め方
途中で変更とかできるのかな?
ドメイン名は後から変更することはできないため、取得する前に今後のことも考えて準備しておくことが大切です。今後の見通しがはっきりしていないうちに決めることが難しいですが、決め方のコツを3つご紹介するので、ぜひご参考にしてみてください。
- 短くて覚えやすいものにする
シンプルな単語や発音しやすいものを選びましょう。長すぎたり難しい単語を使ったりすると、覚えてもらいにくくなってしまいます。 - ブランド名・企業名・サイト名に関連づける
できれば、”長く使い続けることを前提”に決めるのがおすすめです。後から事業内容が変わったり、ブランドが成長したときにもスムーズに使い続けることができます。 - サイトの内容がイメージできるものにする
ドメインを見ただけで「このサイトは何をしているか」が伝わると、訪問者の安心感も高まります。たとえば、レストランのサイトなら「〇〇-restaurant.com」など、イメージしやすい名前にするとよいでしょう。
【注意!こんなドメイン名は避けよう】
数字をたくさん使った複雑なもの
他社の商標や著作物に似ているもの(法的トラブルの原因になるかも)
誰が見てもわかりやすく、安心して覚えてもらえるドメイン名を目指しましょう!
ドメインを活用してホームページを作成したい方はn-winへ
ここまで、ドメインの基本から取得方法、選び方のポイントまでご紹介してきました。ドメインはホームページやブログを作るためには欠かせないものです。正しく準備することで、後々のトラブルや手間もグッと減らすことができます。
とはいえ、「どこで取得すればいいの?」「設定に失敗したらどうしよう…」など、いざ自分でやろうとすると不安や疑問がたくさん出てくるものですよね。
そんなときは、n-winにおまかせください!
n-winでは、
レンタルサーバー・ドメインの取得サポート
初期設定・SSL化(セキュリティ対策)
ホームページ公開までのトータルサポート
など、初心者の方でも安心してスタートできるサポートを行っています。
「自分ではうまく作れないかも…」
「時間がないからプロに任せたい!」
「なるべくコストを抑えつつ、ちゃんとしたサイトを持ちたい」
そんな方も大歓迎です!
ホームページ作成後も、「自分で管理したい」「全部任せたい」など、あなたのご希望に合わせたサポートプランをご提案できますので、まずはお気軽にご相談ください!
ホームページ・ブログ制作で、こんなお困りごとを解決します! 自分ではなかなかうまく作れない(時間もない) 格安価格でWEBサイトを作りたい 後々自分で管理ができるようにしたい・管理を任せたい こんな思いを持たれている方は[…]