Web制作において、ホームページの成功に欠かせない要素の一つがドメインです。
●無料ドメインの利用を迷っている方
●今後収益化を目指したサイトを作りたい方
にとって、ドメインの選択は重要な決断となります。この記事では、一般的なドメインの概要や無料ドメイン、独自ドメインのメリット・デメリットについてご紹介していきます。ドメインに関する詳細な情報を得る前に、まずはこのこちらの記事で情報を把握し、ドメインを選ぶきっかけにしてみてください。
ドメインとは
ドメインは、よく「インターネット上の住所」と例えられますが、簡単に言うとURLのhttps://www.以降の部分(www.がないURLもあります)がドメインになります。例えば、「WEB DESIGN by n-win」のサイトURLだと、「https://web-design.n-win.net」のうち、「web-design.n-win.net」がドメインにあたります。
ドメインの役割
ドメインは、そのURLのページがどのようなサイトなのかを示す役割があります。例えば、URLの中にブランド名や企業名が入っていたり、何についてのページなのか説明するワードが入っていたり。他にも、ドメインの最後(トップレベルドメイン)を見ると、何向けのサイトなのかある程度わかるようになっています。例えば、「.com」なら企業や商用サービス向け、n-winのように「.net」ならネット関連の事業や団体向けなどです。また、検索エンジン最適化(SEO)やブランドイメージの確立にも影響してきます。
そのため、見る人が見ればどのようなサイトなのかURLを見ただけである程度伝えらるドメインの役割は大きいです。個人運営の場合はもちろん、企業や行政など社会的・公的な組織においては特に重要であるといえるでしょう。
ドメインについて詳しく知りたい方は、こちらもご参考にしてみてください!
「ドメイン」という言葉を聞いたことはあっても、あまり詳しく知らないという方もいると思います。そんな方に向けて、ドメインの意味から種類、取得方法、取得先の選び方などをご紹介していきます。 ドメインはインターネット上で特定のWebサイトを[…]
無料ドメインとは
基本的に、ドメインの取得には費用が発生します。無料ドメインは、提供元が無料で提供するドメインのことを指します。こういった無料ドメインは、ドメイン取得サービスを行っている企業から申し込んで、サブドメイン(例: yourname.provider.com)の形態で利用されます。一般に、無料ドメインはコストを抑えることができる反面、制約が多く制作者の意図を表現するのには不十分なことがあります。
独自ドメインとは
独自ドメインは、自分で選択したドメイン名を利用するものです。これは通常、有料で取得し管理します。独自ドメインはブランド構築や信頼性向上に役立ち、本格的にホームページを展開する上で必要です。また、SEOにも有利で、継続的なオンライン存在を構築する上で重要です。
無料ドメインのメリット
無料ドメインのメリットには、
- コストがかからない
- 比較的取得しやすい
などが挙げられます。詳しく説明していきます。
コストがかからない
無料ドメインを利用する最大のメリットは、コストがかからないことです。通常、有料ドメインは年間数千円以上の費用がかかりますが、無料ドメインはその負担から解放されます。これは、初めてホームページを作成する方や個人プロジェクトにおいて予算を抑えたい方にとって非常に魅力的です。
比較的取得しやすい
ドメインはホームページをネット上で公開するのに必要不可欠なため、取得は必須です。ドメイン名の重複や独占を防ぐため、取得には申請手続きが必要になります。ですが、無料ドメインは一般的に取得が簡単で手軽です。多くの場合、ウェブホスティングサービスやドメイン登録サイトが提供する無料ドメインオプションを利用することで、簡単かつ迅速に取得することが可能です。これにより、技術的な知識が限られている方やホームページ制作において初心者の方でも、手軽に始めることができます。
無料ドメインのデメリット
メリットがあればデメリットもあります。無料ドメインのデメリットには、
- 突然サービスが終了する可能性がある
- 自由にドメイン名を選べない
- 強制的に広告が表示されてしまう
- 提供会社によって利用条件がある
などが挙げられます。それぞれ説明していきます。
突然サービスが終了する可能性がある
ネットで調べてみると、無料ドメインを提供している企業はいくつもあります。その無料ドメインの提供元はビジネスモデルや経営状況に変化が生じることがあります。そのため、突然サービスが終了する可能性がある点には注意が必要です。最近だと、「LINE」が運営していたLINE BLOGが2023年6月29日にサービスを終了しました。
※LINE BLOG公式サイトより引用
無料ドメインのサービスが突然停止してしまった場合、せっかく作ったホームページが使えなくなってしまい、もう一度イチからサイトを作り直すなんてことに。無料ドメインを利用して構築したホームページが急に利用できなくなることを防ぐために、定期的にデータのバックアップをとるなどの対策が求められます。
自由にドメイン名を選べない
無料ドメインでは、自分の好きなドメイン名を完全に自由に選ぶことが難しい場合があります。一部の無料ドメインサービス会社は、一定の規則や制約に従ったドメイン名のみを提供することがあります。これにより、理想的なドメイン名を取得するのが難しくなる可能性があります。また、ドメインが長くなりがちなため、コピペミスも起こりやすいですし、覚えてもらいにくいというデメリットもあります。
強制的に広告が表示されてしまう
無料ドメインを提供しているサービスの場合、ほとんどがサービスを無料で提供する代わりに、サービスを登録した会員のサイトに広告を表示することで利益を得ています。そのため、無料ドメインを利用する場合、ドメインを提供する企業が流したい広告が強制的に表示されてしまいます。これにより、あなたが意図しない広告が表示され、サイトのブランドイメージやデザインを損ねる可能性があります。また、せっかくサイトを訪問したユーザーが広告に流れてしまうこともあります。利用条件を確認し、予め広告表示に関する情報を把握することが大切です。
提供会社によって利用条件がある
無料ドメインの提供会社によって利用条件が異なるため、契約前に注意深く確認する必要があります。例えば、「短い期間での更新が必要」「一定期間ログインしないとサービスの提供が停止する」などがあります。制約がある場合、それがあなたの制作意図や利用シーンに合致しているかどうかを確認することが重要です。利用条件に違反するとサービスの利用が停止され、再利用まで期間が必要な場合もあるため、細心の注意が必要です。
独自ドメインのメリット
独自ドメインのメリットには、
- Webサイトのブランド力・信頼性向上につながる
- 引っ越ししても同一のドメインを使える(ULRが変わらない)
- ブログサービスなどに影響されない
などが挙げられます。詳しく説明していきます。
Webサイトのブランド力・信頼性向上につながる
独自ドメインを使用することで、ユーザーからの認知度の向上や、ブランド力や信頼性の向上が期待できます。無料ドメインでは、一般的にサブドメインを含むため、無料サービスの名称などが入ってしまいます。個人的な日記などのブログであれば問題ないですが、企業や店舗のホームページや収益化を狙った本格的なサイトを構築していく場合、無料ドメインを使用することでどうしても信頼度は下がってしまうでしょう。一方、独自ドメインは、シンプルなURLにすることができるため、何のホームページなのかドメインを見るだけである程度わかりますし、オリジナルのドメインを取得していることによる安心感・信頼感向上に繋がります。
引っ越ししても同一のドメインを使える(ULRが変わらない)
独自ドメインを使用すると、ドメインを更新し続ける限り、Webサイトを移転したとしても同じドメインを維持することができます。無料ドメインを使用している場合、無料サービスの終了などで新しいサービス先に引っ越しする際に、新しいドメインを取得する必要があります。そうなると、既存のアクセスやリンクが失われる可能性があり、無料サービスを探してまたイチから構築が必要です。独自ドメインではその心配はないですし、今まで積み重ねてきたSEO対策や評価や信頼を継続的に持ち続けることができます。
ブログサービスなどに影響されない
上記のサブドメインの例以外にも、ブログサービスなどの大元の影響を受けないこともメリットの一つです。サブドメインは、一つのドメインを用途に応じて複数に分割するときに使われます。そのため、無料ドメインを使用するときはサービス会社の大元のドメインが必ずあり、そのドメインが検索エンジンから悪い評価を受けた場合に影響を受けてしまう可能性があります。独自ドメインの場合、サービスに影響されないため、こうした心配をする必要はありません。あなたの事業やサイト運用に専念することができます。
独自ドメインのデメリット
無料ドメイン同様、独自ドメインにもメリットがあればデメリットもあります。独自ドメインのデメリットには、
- 取得・更新に費用がかかる
- 更新・管理が必要
- 設定・登録に手間がかかる
などが挙げられます。それぞれ説明していきます。
取得・更新に費用がかかる
独自ドメインを取得するには、一定の費用がかかります。これは初回の登録料用だけでなく、年間または複数年ごとの更新料も含まれます。ドメイン名によってばらつきがありますが、だいたい取得費・更新費ともに数千円くらいが相場です。一般的に「.com」「.net」などの用途に制限がないドメインは安く、「.co.jp」など企業に用途が制限されていて実在性を証明する力が強いドメインは高い傾向にあります。
年間数千円と大きな金額ではないですが、予算が制約されている場合は独自ドメインの費用がハードルになる可能性があります。
更新・管理が必要
独自ドメインを所有する場合、定期的な更新が必要です。更新に必要な作業は更新料の支払い程度ですが、更新を怠ると、ドメインが無効になり、サイトへのアクセスができなくなる可能性があります。せっかく今まで積み上げてきた評価などを失うことになってしまうので、更新漏れのないようにしましょう。
設定・登録に手間がかかる
独自ドメインを設定するには、DNS(ドメインネームシステム)の設定やレジストラと呼ばれる登録業者を通じての手続きが必要です。正直、専門的な用語なども出てきて、うっ…となる方もいると思います。これには一定の技術的な知識が必要であり、初心者が自分でやる場合は手間がかかることがあります。代行サービスもあるので、活用してもよいでしょう。また、初回の登録時にはドメインの有効性を確認する手続きも必要です。これにより、即座に利用できるわけではなく、手続きが完了するまでに時間がかかることもあります。
信頼されるホームページを作るならn-winへ
ホームページなどのWeb制作において、ドメインの選択は重要な決断です。なるべく安くホームページを作成したい方や手軽に始めたい方には、無料ドメインは利便性や手軽さが魅力的です。ですが、信頼性やブランド力の向上には課題があります。一方で、独自ドメインは取得や管理に一定の費用や手間がかかりますが、ブランドの確立や信頼性の向上に大きく影響します。特に、企業のホームページや収益化を目指すサイトの場合、独自ドメインの利用が推奨されます。
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