Web制作を始めるにあたって、ホームページの「ドメイン」の選び方はとても重要です。特に、次のような方にとっては、最初の大きな判断ポイントになります。
- なるべく費用をかけずにホームページを立ち上げたい方
- 無料ドメインを使うべきか迷っている方
- 将来的に収益化を目指したい個人事業主や中小企業の方
この記事では、一般的なドメインの概要や無料ドメイン、独自ドメインのメリット・デメリットについてわかりやすくご紹介していきます。ドメイン選びの判断材料として、ぜひ参考にしてみてください。
ドメインとは
どんな役割があるの??
まずはドメインについて説明してきますね!
「ドメインって何だろう?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ドメインは、よく「インターネット上の住所」に例えられます。わかりやすく言うと、URLの「https://」の後に続く部分(例:「www.example.com」など)のことを指します。
たとえば、「WEB DESIGN by n-win」のサイトURL「https://web-design.n-win.net」で言えば、「web-design.n-win.net」がドメインにあたります。
このドメインがあることで、インターネット上のどこにあなたのサイトがあるのかを特定できるようになります。
ドメインの役割
ドメインには、主に以下のような役割があります。
1. サイトの場所を示す「住所」のようなもの
インターネット上では、無数のホームページが存在しています。そんな中で、ドメインはあなたのサイトの「場所」を示す目印になります。
ドメインがあることで、ユーザーは直接そのサイトにアクセスすることができるのです。
2. サイトの内容や信頼性を伝える
ドメインには、そのサイトが何に関するものなのかある程度の情報が込められています。たとえば、ドメインにブランド名や企業名が含まれていれば、どの会社のサイトなのか一目でわかります。
また、ドメインの末尾(トップレベルドメイン)にも意味があります。
たとえば、
- .com → 商用サイト向け
- .jp → 日本国内の個人や企業
- .net → ネット関連の団体や企業 など
ドメインを見ただけで、そのサイトがどんな目的で運営されているのかをある程度把握できるのです。
3. SEO(検索エンジン最適化)にも影響する
ドメインは、SEOにも少なからず影響します。特に独自ドメインを使用することで、検索エンジンからの信頼性が高まりやすくなります。
また、ユーザーにとって覚えやすくシンプルなドメインは、再訪問されやすくなるというメリットもあります。
このように、ドメインはただのURLの一部ではなくサイトの信頼性や印象にも関わる重要な要素なのです。
ドメインについて詳しく知りたい方は、こちらもご参考にしてみてください!
「ドメインって聞いたことはあるけど、正直よくわからない…」そんなふうに感じていませんか? ホームページを作成する際には必ず必要になる「ドメイン」ですが、そもそもどんな役割を持っているのか、どんな種類があるのか、そしてどうやって取得すればい[…]
無料ドメインとは
基本的にドメインの取得には費用が発生します。しかし、「無料」で利用できるものもあります。これは、ドメイン取得サービスを提供している会社が、サブドメインという形式でユーザーに提供しているものです。
たとえば、「yourname.provider.com」のように、「provider.com」が提供元のドメインで、「yourname」の部分だけを自由に決められるという仕組みです。
一般的に、無料ドメインはコストを抑えることができる反面、制約が多く制作者の意図を表現するのには不十分なことがあります。そのため、無料ドメインは「とりあえずホームページを作ってみたい」といった初心者の方には適していますが、本格的な運用にはあまり向いていないことも多いです。
独自ドメインとは
一方で「独自ドメイン」は、自分で好きなドメイン名を決めて取得・管理するものです。基本的には有料ですが、ブランド構築や信頼性向上に役立ち、本格的にホームページを展開する上で必要です。
たとえば、「n-win.net」のように、ブランド名そのものがドメインになっているとユーザーからも覚えてもらいやすくなりますし、サイトの価値が積み重なることで検索順位にも良い影響が出てきます。
本格的にホームページを運営したい方や、ビジネス目的で信頼性のあるサイトを作りたい方には、独自ドメインの取得を強くおすすめします。
無料ドメインのメリット
無料ドメインには、初期コストを抑えてホームページをスタートできるという大きな魅力があります。特に、まだ事業を始めたばかりの個人事業主や中小企業の方にとっては、少ないリスクでWeb集客にチャレンジできる手段のひとつです。
ここでは、無料ドメインを利用する際の主なメリットをわかりやすくご紹介します。
●コストがかからない
●比較的取得しやすい
コストがかからない
無料ドメイン最大の魅力は、初期費用・維持費が一切かからないという点です。
通常、独自ドメインを取得するには年間で数千円程度の費用がかかり、さらに長期的に運用する場合は更新費用も必要になります。一方、無料ドメインはこれらの費用がかからず、完全に無料でホームページを持つことが可能です。
「まずは小さく始めてみたい」「本格的に集客できるか試してみたい」と考えている方にとって、リスクが少ない点は非常に大きなメリットと言えるでしょう。
比較的取得しやすい
無料ドメインは、一般的に取得までの手続きが非常に簡単です。
多くの場合、無料のホームページ作成サービスやレンタルサーバーを利用することで登録と同時に自動的にドメインが付与される仕組みになっています。そのため、「ドメインって何?」「申請の仕方がよくわからない…」というWeb初心者の方でも、迷うことなくホームページを公開することができます。
また、技術的な知識がなくても始めやすい環境が整っているため、スムーズにWeb集客の第一歩を踏み出すことができます。
このように、無料ドメインは「とりあえず始めてみたい」「低コストで試してみたい」という方にとってはとても便利な選択肢です。ただし、後ほどご紹介するように、いくつかの注意点も存在します。そのため、「今後のビジネスの展開も見据えて使うかどうか」を慎重に判断することが大切です。
無料ドメインのデメリット
無料ドメインは初期コストを抑えてWebサイトを立ち上げられる一方で、いくつかの注意すべきポイントやリスクも存在します。
ホームページは事業の顔であり、大切な資産です。これからビジネスを成長させていきたいと考えている個人事業主や中小企業の方にとって、デメリットを理解したうえで選択することがとても重要です。
ここでは、無料ドメインを利用する際の主なデメリットについてご紹介します。
●突然サービスが終了する可能性がある
●自由にドメイン名を選べない
●強制的に広告が表示されてしまう
●提供会社によって利用条件がある
突然サービスが終了する可能性がある
無料ドメインを提供している企業は複数ありますが、その多くは運営企業の都合でサービスを終了する可能性があります。
たとえば、2023年6月末にはLINEが運営していた「LINE BLOG」がサービス終了となり、多くのユーザーが移行対応を迫られました。
※LINE BLOG公式サイトより引用
このように、無料サービスは安定的な運営が保証されていないことが多く突然アクセスできなくなるリスクがあります。
サービスが終了すると、せっかく時間をかけて作ったホームページがある日突然使えなくなってしまうことも…。その際は、ドメインごと失われてしまうためゼロからサイトを作り直す必要が出てくる場合もあります。
このようなトラブルを避けるためには、定期的にデータのバックアップをとるなどの備えが不可欠です。
自由にドメイン名を選べない
無料ドメインでは、自分の好きな文字列をそのままドメイン名にすることが難しいケースが多くあります。多くの場合、提供会社の名前や規定の文字列が自動的に含まれるため思い通りのドメイン名が取れないことが多いのです。
また、長くなったり覚えにくい文字列になることで、
名刺やチラシに載せたときに見栄えが悪い
ユーザーに覚えてもらいにくい
入力ミスやコピペミスが起こりやすい
など、ブランド力やユーザー体験の低下につながるデメリットもあります。
強制的に広告が表示されてしまう
無料ドメインを利用する場合、サイト内に強制的に広告が表示されることがほとんどです。これは、ドメインやサーバーを無料で提供する代わりに運営会社が広告収入を得ているためです。
問題なのは、その広告が自分でコントロールできないこと。内容やデザインを選べず、事業内容と関係のない広告が表示されたり、見た目を損なったりするリスクがあります。
また、サイト訪問者が広告に気を取られてしまい本来のコンテンツや問い合わせページまでたどり着かないということも十分に考えられます。
信頼性や印象が非常に大切なビジネス用サイトにおいては、これは大きなマイナスポイントです。
提供会社によって利用条件がある
無料ドメインは、提供元によってさまざまな利用条件が設定されていることがあります。
たとえば、
一定期間ログインしないとドメインが無効になる
一定の更新頻度が求められる
商用利用が制限されている
といったルールがあり、知らないうちに条件に違反してしまいドメインが停止されてしまうケースも。
そのため、無料ドメインを利用する際には、必ず利用規約を確認し、自分の運用スタイルに合っているかどうかを見極めることが大切です。
独自ドメインのメリット
独自ドメインを取得してホームページを運用することには、長期的な視点で見ると多くのメリットがあります。
特に、将来的にビジネスの拡大や収益化を目指す個人事業主や中小企業の方にとっては、信頼性やブランド力の構築に大きく貢献してくれる重要な要素です。
ここでは、独自ドメインを利用することで得られる代表的なメリットをご紹介します。
●Webサイトのブランド力・信頼性向上につながる
●引っ越ししても同一のドメインを使える(ULRが変わらない)
●ブログサービスなどに影響されない
Webサイトのブランド力・信頼性向上につながる
独自ドメインを使用する最大のメリットの一つが、「信頼性」と「ブランド力」を高められることです。
無料ドメインでは、たとえば「yourname.webhost123.com」のように、提供会社の名前が入った長いURLになってしまいます。これでは、「本気度」や「安心感」に欠けて見えてしまうことも。
一方、独自ドメインであれば「yourname.com」のようなシンプルで覚えやすいURLにできるため、ユーザーからの印象も良くなりビジネスとしての信頼度が大きく向上します。
実際、「このサイト、ちゃんとしてるな」と感じてもらえるだけで、サービスや商品への関心度や問い合わせ率が上がることも少なくありません。ホームページは「第一印象の名刺」とも言える存在です。独自ドメインであること自体が、信頼される一歩につながります。
引っ越ししても同一のドメインを使える(ULRが変わらない)
独自ドメインはドメインの所有者があなただけなので、仮にレンタルサーバーやCMS(WordPressなど)を別のサービスに移行したとしても、同じURLをそのまま使い続けることができます。
これは非常に大きな利点で、たとえば、
ブックマークしてくれたお客様の導線が途切れない
SNSや名刺などに記載したURLを変更する必要がない
検索エンジンで積み重ねたSEO評価がそのまま継続される
といったメリットがあります。
一方、無料ドメインの場合、提供会社がサービスを終了したりプラン変更によってURLが変更になったりすることもあります。そうすると、せっかく得たアクセスや検索順位を失ってしまうリスクも…。
独自ドメインなら自分で「住所」を所有しているようなものなので、サービスに縛られず自由に運用を続けることができます。
ブログサービスなどに影響されない
独自ドメインを使うことで、外部サービスの評価やトラブルの影響を受けにくくなるというのも重要なポイントです。
たとえば無料ブログや無料ホームページ作成サービスを使っていると、その運営会社が検索エンジンから悪い評価を受けた場合、あなたのサイトも巻き添えで評価が下がってしまう可能性があります。これは、無料ドメインが提供会社のサブドメイン(例:yourname.example.com)運用されているためです。
独自ドメインであれば、自分のサイトが一つの独立した「島」になるようなイメージ。他のサイトやサービスの影響を受けずに運用できるため、SEOの観点でも安定して育てていくことが可能です。
また、サービス側のルール変更にも左右されず自分のペースで自由に運営できるという点でも、大きな安心感があります。
独自ドメインのデメリット
でも、デメリットもあるんじゃない?
独自ドメインには多くのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。
特に「これからホームページを始めたい」と考えている初心者の方にとっては、少しハードルに感じる部分があるかもしれません。
ここでは、以下の独自ドメインを使う際に知っておきたい注意点をわかりやすく解説していきます。
●取得・更新に費用がかかる
●更新・管理が必要
●設定・登録に手間がかかる
取得・更新に費用がかかる
独自ドメインを使うためには、取得時と継続利用のために費用がかかります。
費用の目安はドメインの種類や契約年数によって異なりますが、一般的には
取得費:1,000円〜3,000円程度(初回のみ)
更新費:1,000円〜5,000円程度/年
といった価格帯が多いです。
たとえば「.com」「.net」などの汎用ドメインは比較的リーズナブルですが、「.co.jp」や「.inc」など、法人用や信頼性の高いドメインは年間数万円かかる場合もあります。
年間で見るとそれほど大きな金額ではないかもしれませんが、「できるだけ初期費用を抑えたい」と考えている方にとっては費用面がネックになることも。
将来的にWebサイトを育てていくのであれば、必要な「投資」と割り切る意識も大切かもしれません。
更新・管理が必要
独自ドメインを維持するためには、毎年の更新手続きと管理が必要です。
更新といっても基本的には「更新費の支払い」だけで完了しますが、もしうっかり更新を忘れてしまうとドメインが無効になってしまうこともあります。
そうなると、
Webサイトが表示されなくなる
メールが使えなくなる
SEO評価がリセットされてしまう
といった深刻な影響が出てしまうため、注意が必要です。
多くのドメイン管理サービスでは「自動更新」の設定ができますので、必ず有効にしておくことをおすすめします。
また、ドメインの契約状況や有効期限を定期的に確認するなど、基本的な管理意識も必要になります。
設定・登録に手間がかかる
独自ドメインを取得したあとは、実際に使えるようにするまでにいくつかの設定作業が必要です。
たとえば、
DNS(ドメインネームシステム)の設定
サーバーとの紐付け
レジストラ(登録業者)での本人確認手続き
SSL設定(セキュリティ対策)
など、初心者にはやや難しく感じるポイントが多いかもしれません。
「DNS…?レジストラ…??なんだか専門用語ばかりでよく分からない…」と不安になる方もいるかと思います。
ただ、最近ではこういった設定を簡単に代行してくれるサービスも増えてきていますし、レンタルサーバーによっては取得から設定まで一括でできるパターンも多いです。
「手間がかかる=自分には無理」と思う必要はありません。分からないことは調べながら、またはサポートに頼りながら進めていけば大丈夫です。
企業のホームページや今後収益化を目指すサイトを作る上で、
継続的なドメインや信頼性は重要ですね!
無料ドメインと独自ドメイン、どちらを選ぶべき?
ここまで「無料ドメイン」と「独自ドメイン」それぞれのメリット・デメリットを見てきましたが、実際にどちらを選べばよいのか、迷っている方も多いかもしれません。
結論から言うと、あなたの目的や運用スタイルに合わせて選ぶのがベストです。以下に、目的別のおすすめをまとめてみました。
無料ドメインがおすすめな人
ホームページをとりあえず試してみたい人
個人的なブログや日記を書きたい人
サイトにお金をかけたくない人
初期費用をかけずにスタートしたい人
無料ドメインは、手軽に始められるのが最大のメリット。まずはサイト作成に慣れたいという方にはぴったりです。ただし、本格的な運用を考えている場合は、後々ドメイン変更が必要になるかもしれません。
独自ドメインがおすすめな人
事業用のホームページを運用したい人
ブログやメディアを本格的に育てたい人
ブランド力や信頼性を重視したい人
長期的にサイトを運用する予定のある人
独自ドメインは、信頼感や資産性の面で非常に強力です。最初は少し手間や費用がかかりますが、本気でサイト運営をしていきたい方には間違いなくおすすめです。
「今は無料で始めたいけど、将来的には独自ドメインも考えたい…」という方もいると思います。その場合はまず無料ドメインでスタートして、運営に慣れてきたら独自ドメインへ移行するというステップアップ方式も可能です。ただし移行時にはURLが変わるなどの影響もあるので、なるべく早めに独自ドメインに切り替えるのがおすすめです。
無料ドメインと独自ドメイン、どちらも一長一短です。大事なのは、「今この瞬間の目的」だけでなく、数ヶ月・数年後の運用スタイルを見据えて判断すること。
本気で取り組むなら、多少手間でも独自ドメインで始める価値は大いにあります。
信頼されるホームページを作るならn-winへ
ドメインの選び方ひとつで、あなたのホームページの印象や信頼性は大きく変わります。
特にビジネスやブランドの発信を目的としたサイトであれば、“なんとなく作ったサイト”から一歩踏み出すことがとても大切です。
でも、「知識がない」「時間がない」「どこに頼めばいいか分からない」そんな不安を感じている方も、きっと多いはず。
n-winでは、あなたの想いや目的を丁寧にヒアリングしながら、信頼されるホームページづくりをサポートします。しかも、初期費用を抑えたプランや、管理まで任せられる安心サポートもご用意しています。
「少しでもご興味がございましたら、まずはお気軽にご相談ください」現在のご状況に合わせた最適なプランを、無料でご提案させていただきます。所要時間はわずか1分程度。フォームより簡単にお申し込みいただけます。
ホームページ・ブログ制作で、こんなお困りごとを解決します! 自分ではなかなかうまく作れない(時間もない) 格安価格でWEBサイトを作りたい 後々自分で管理ができるようにしたい・管理を任せたい こんな思いを持たれている方は[…]